道と札幌市は6、7の両日、新たに12人(6日8人、7日4人)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1121人(実人数1104人)となった。
札幌市は9人の感染を確認。うち、2人の感染経路は不明だった。クラスター(感染者集団)が発生する勤医協中央病院(東区)では、年代非公表の男性入院患者の陽性が判明し、計17人になった。
道は空知管内の職業非公表の80代男性と年代・性別・職業非公表の1人、石狩管内の10代男子学生の計3人の感染を発表。うち感染経路不明は2人で、80代男性は重症という。
道内で治療を終えて回復したのは881人。現在の患者数は150人で、重症は13人。90人が死亡した。軽症者向けの宿泊療養施設には10人が入所している。
道が独自に設定した3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は4・3人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数は1・6人(同3人以下)(3)入院患者数は140人(同250人以下)―となり、いずれもクリアしている。
道内の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・57人となり、国の緊急事態宣言解除の基準の一つとなっていた「0・5人程度以下」には達していない。