道と札幌市は5日、新たに4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1109人(実人数1092人)となった。
道は、石狩市在住で札幌市の三和交通(北区)に勤務する60代の男性タクシー運転手の感染を確認。男性は発症する5月30日まで札幌市内で勤務し、5日に陽性が判明した。道が行動歴や濃厚接触者などを調べている。
札幌市は、北洋銀行光星支店(東区)の50代女性職員、性別・職業非公表の50代と、60代の女性パート社員の計3人の感染を発表。うち1人の感染経路は分かっていない。
道内で治療を終えて回復したのは863人。現在の患者数は156人となり、10人が重症。90人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設の入所者は9人となった。
道が「目指す姿」として示している3指標との比較では、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は4・0人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数は1・4人(同3人以下)(3)入院患者数は147人(同250人以下)―となり、17日連続でクリアした。
国の基準の一つ「人口10万人当たりの直近1週間の新規患者数」は0・53人となり、目標の「0・5人程度以下」に達していない。