大学IH交流戦中止 新型コロナ影響し運営困難

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年6月6日
昨年の第20回大会ファーストステージの熱戦。明治―法政=白鳥王子アイスアリーナ

 大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会実行委員会(不川正三委員長)はこのほど、白鳥王子アイスアリーナなどで8月26日に開幕予定だった第21回大会を新型コロナウイルスの影響で中止とした。夏休みに合宿中の本州大学チームが氷都苫小牧に集い、2000年から活力あふれる戦いを展開してきた夏恒例の大会。今年も26チームがトーナメントのファースト、セカンドの両ステージを行う予定だった。

 アイスホッケータウン活性化を旗印に00年9月に関東、関西の6校で第1回大会を初開催し、道内合宿中の各校が他地区チームと対戦する貴重な機会を提供してきた。参加校は年々増え、第3回大会(02年)からファースト、セカンドの2ステージ制を採用。昨年の第20回大会には26校が出場した。

 これまでに大会開幕当初からの中止はなく、18年9月開催中のセカンドステージのみが胆振東部地震で中止となった。

 今年も前回同数の出場校で8月26日からのファーストステージを皮切りに始まる予定だった。実行委員会と主管の苫小牧アイスホッケー連盟など関係団体の協議を重ね、新型コロナ情勢により円滑な大会運営は困難との結論に達したという。実行委事務局の佐藤聰さんは「参加選手の安全確保を考えればやむを得ない。非常に残念」と話した。

 第20回大会ファーストステージ覇者で第1回大会から参戦する中央大の八戸了監督(苫小牧東高出身)は「夏合宿の成果を確かめる非常に重要視している大会だが、中止は致し方ない」と語った。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー