横浜グリッツ新規加盟 臼井代表「IH界盛り上げたい」

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年6月3日
アジアリーグに新規加盟が決定した横浜グリッツ(チーム提供)

 アイスホッケー・アジアリーグは2日、横浜市を拠点にするプロチーム「横浜GRITS(グリッツ)」が2020~21シーズンから新規加盟すると発表した。新型コロナウイルスの影響で次回リーグ日程は未定ながら王子イーグルス、ひがし北海道クレインズ、東北フリーブレイズ、栃木日光アイスバックス、アニャンハルラ(韓国)、デミョンキラーホエールズ(同)、サハリン(ロシア)に横浜を加えた計8チームが参加を予定する。

 横浜グリッツは一般企業で職に就きながら、アイスホッケーのトップ選手としても活躍する「デュアルキャリア」実現や、主に首都圏での地域貢献、競技普及を活動の根幹に掲げている。運営するGRITSスポーツイノベーターズ代表で高校・大学競技者だった臼井亮人さん(苫小牧東高―慶応大)が「アイスホッケー界を盛り上げたい」との思いで今年2月中旬にアジアリーグ加盟を申請し、今月1日の同リーグ実行委員会で承認された。

 チームには元アジアリーガーをはじめ関東地区の強豪大で活躍するなどした選手十数人が登録中という。ヘッドコーチにはアイスホッケー最高峰の北米リーグ(NHL)でプレーと続くスタッフ経験を持つマイク・ケネディ氏が就き、ホームアリーナは横浜市港北区のコーセー新横浜スケートセンターとなる。臼井代表はチーム広報を通じ、「チーム名のGRITには『やり抜く力』という意味がある。アイスホッケーをメジャーにして、夢と生きる活力に満ちた社会を創っていくことができる。私たちは心からそう確信している」と意気込みを示した。

 アジアリーグの小林澄生チェアマンは談話で「首都圏のアイスホッケーファンに氷上の格闘技を観戦できる機会が増えることをうれしく思う」と横浜グリッツの参入を歓迎し、「今シーズンのスケジュールはいまだ決定できませんが、新たなチームが加わったアジアリーグの開催を楽しみにお待ち下さい」と述べた。

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