栗林運輸選手支援を開始 第1号は女子IHトヨタ桜井芽愛

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年5月26日
契約を締結した栗林社長(左)と桜井=25日、苫小牧栗林運輸本社

 苫小牧市内の運送業、苫小牧栗林運輸(栗林秀光社長)は6月から、苫小牧出身や在住のアイスホッケー選手に対し、用具の購入費用などを1年間支援するスポンサー事業を開始する。第1号として、女子アイスホッケーのトヨタシグナスのDF桜井芽愛(めい)=18、北星学園大短期大学部1年=と契約を結んだ。

 同社は今年10月に創業70周年を迎える。記念事業の一環として「トマクリアスリートサポート」を立ち上げ、今年6月から選手への支援事業をスタートさせる。栗林社長は「『氷都』苫小牧のアイスホッケーの競技力向上に貢献できれば」とプロジェクトへの思いを語った。

 契約は6月1日からスタートし、防具やスティックといった用具の購入費用や遠征時の交通費を補助する。支援を受ける選手は、同社の屋号や社名がプリントされたステッカーなどを、スティックやスケート靴に貼る。

 同社は来年以降も、事業を継続する方針。苫小牧出身か在住の18歳以上の選手で、将来苫小牧での就職を希望していることを条件に選定する予定だ。

 25日に同社で契約を締結した桜井は、2014年からトヨタシグナスでプレーしてきた。「将来の目標は日本代表としてオリンピックに出場すること。支援は本当にありがたい」と感謝し、「代表入りを果たして期待に応えたい」と力強く語った。

 栗林社長は「苫小牧から代表選手が生まれることを期待している。今回の取り組みが波及して支援の輪が広がってほしい」と話していた。

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