札幌市は11日、再陽性2人を含む12人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。道内の感染者は、延べ966人(実人数957人)となった。
再陽性の感染者の年代や性別は非公表。共に4月22日からPCR検査を2度受けて陰性だったため退院し、自宅で経過観察中だった。発熱やせきなどの症状があり、再び検査した結果、陽性が判明したという。
クラスター(感染者集団)が発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(北区)では、50代の女性介護職員が感染し、同施設関連の患者は75人となった。国立病院機構北海道がんセンター(白石区)では30代女性看護師が陽性となり、同病院関連の患者は80人に増えた。
この日、道内では60~70代の男女6人が亡くなり、死者は計62人となった。道内の感染者のうち治療中の患者は432人で、重症は24人という。