新旧ファン楽しめる内容に IH資料展示室今夏リニューアルへ-白鳥王子アイスアリーナ

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年5月4日
展示資料の追加や差し替え、配置の変更に当たる苫小牧市スポーツ協会の職員たち

 苫小牧の白鳥王子アイスアリーナ(若草町)は1階入場口近くの資料展示室を改装する。苫小牧で続いてきたアイスホッケー史や五輪代表として戦う女子代表のスマイルジャパン関係の展示物をそろえ、見応えを高める。指定管理者の苫小牧市スポーツ協会は新型コロナウイルス感染防止の対応と歩調を合わせながら、リンク営業再開を予定する7月1日を目指してお披露目の準備を進める。

 今回のリニューアルでは、2018年の韓国・平昌冬季五輪の際にスマイルジャパンが着用した女子アイスホッケー代表ユニホームなども陳列する。17年に同アリーナで開催された女子アイスホッケー平昌五輪予選を勝ち抜き、出場権を獲得したときの集合記念写真も配置する。

 また、同アリーナをホームリンクとするアジアリーグの王子イーグルスコーナーには、選手たちが使用したスケートや歴代のユニホーム、「王子イーグル」として1925年に始まったチーム草創期の写真、全日本選手権や日本リーグ優勝トロフィー、歴代メンバーを折々に撮影した集合写真を展示する。「2012年に閉鎖された王子製紙スケートセンター(表町)入り口に展示されていた資料やイーグルス選手寮に保管されていたものを追加する」と言う。

 苫小牧市が建設し、1996年に開業した白鳥王子アイスアリーナには展示室が開設されており、当初から不定期に展示内容を変更してきた。

 現在は苫小牧のアイスホッケー史をたどれる資料室的な位置付け。2020年バージョンとしてお披露目に向けて準備を進めている担当者は「古くから苫小牧のアイスホッケーを知るファンはもちろん、最近アイスホッケーに興味を持った人たちにも楽しめる展示にしたい。多くの人に見てほしい」と語った。

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