アイスホッケー・アジアリーグの栃木日光アイスバックスは23日、FW寺尾裕道（30）が契約期間満了により退団することを発表した。寺尾はフリーエージェント（FA）制度を利用して他チーム移籍を希望している。

　日光市出身の寺尾は、駒大苫小牧高校から早稲田大学を経て2012年、王子イーグルスに入団。ルーキーイヤーから13ゴールと頭角を現し、王子攻撃陣の要として活躍した。

　17～18シーズンからは栃木日光へ移籍。在籍3年で26ゴール29アシストを記録し、昨年12月の全日本選手権（東京）チームの優勝に大きく貢献した。アジアリーグ2チーム通算318試合に出場し、73ゴール、93アシストをマークした。

　寺尾はチームの広報を通じてファンや関係者たちに感謝の気持ちを表し、「これからも皆さまに成長した姿をお見せできるよう、全力で頑張っていきたいと思います。新型コロナウイルスの影響で生活しづらい日々が続いていますが、お体に気を付けてお過ごしください」とコメントした。