アイスホッケー・アジアリーグの栃木日光アイスバックスは21日、DF大津夕聖(ゆうせい)(24)が契約期間満了により退団することを発表した。大津は在籍期間5年を満たした選手に与えられるフリーエージェント(FA)の制度を利用して他チーム移籍を目指す。
大津は日光明峰高校を卒業後、2014~15シーズンに栃木日光に入団。献身的なプレーで守備を支えてきた。昨シーズンまで3年連続でフル出場を果たす。昨年12月の全日本選手権(東京)の東北フリーブレイズとの決勝では2アシストをマークし、前身の古河電工時代を含めて5年ぶり6度目の優勝に貢献した。
アジアリーグ通算では、197試合に出場し、7ゴール、24アシストを記録した。
近年のFAは、17年に王子イーグルスに所属していたFW寺尾裕道(30)が権利を行使し、栃木日光へ移籍した。大津は5月23日から他チームとの交渉が可能になる。
大津はチームの広報を通じ、「6年間アイスバックスの一員としてたくさんのファン、スポンサーの皆さまに支えていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱい。自分自身もさらにレベルアップできるように頑張っていきたいと思います」とのコメントを出した。