アイスホッケー・アジアリーグの王子イーグルスが動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」にさまざまな企画動画を投稿している。新型コロナウイルスの影響が社会的に広がる中、「30秒チャレンジ」と題して手軽にできる運動やクイズなどに選手が取り組み、発信中だ。元気な選手の表情が撮影されていて、ファンの反響も大きい。
感染予防の観点で各校が休校措置となり、児童や生徒が長い「春休み」を過ごすのを余儀なくされるようになった先月、第1弾の動画が投稿されていた。チームのスタッフが「この時期に家にいる子どもたちが楽しめるように、ユーチューブのチャンネルでさまざまな動画を出してみたらどうか」と提案。これを受けて選手たちが企画を考え、撮影・編集は同チーム通訳の日笠雄平さんが担ってきた。
3月14日に投稿した「30秒チャレンジ、腕立て伏せ」編を皮切りに、投稿計4本でシリーズ化している。「腕立て伏せ」では、DF山田虎太朗とFW大澤勇斗が30秒間の回数を全力で競った。「腹筋運動」や「反復横跳び」を選手有志が実行し、視聴者にも挑戦してみることを呼び掛けている。
王子に関するクイズに答える企画のほか、新作として、選手が与えられた「お題」に応じて絵を描く「お絵描きゲーム」などの動画も投稿予定という。和気あいあいで繰り広げられる”チャレンジ”。撮影中は終始、屈強の選手たちが笑顔を見せ、元気いっぱいに挑んでいる。
ユーチューブには各タイトルごとに視聴したファンからコメントの書き込みが寄せられる。日笠さんは「オフシーズンの間、続けていきたい」との考えだ。
DF山田は「いろいろな人たちに顔を覚えてもらう機会。動画をきっかけに王子イーグルスや競技の魅力を知ってもらえたら」と語った。同じく山下敬史は「選手もみんな楽しんでやっているし、ファンからもさまざまな言葉を頂いている。新しいチャレンジにも取り組んでいきたい」と話していた。