安平町は、町キャンプ場条例の制定に伴い、今年度から町内にある早来地区のときわキャンプ場と追分地区の鹿公園キャンプ場の利用料金などを統一する。併せて手軽にキャンプを楽しんでもらうため、新たに「手ぶらキャンプ事業」を導入するとともにごみの回収も行う。
改定された料金は、持ち込みテント、タープ各1000円、テント・タープ一体型1600円、大型テント、タープ2000円(いずれも予約不要)。バーベキューコーナー(予約必要)は1人400円で最大4時間まで利用できる。町民はすべて半額。このほかチェックインを午後1時、チェックアウトを翌日午前11時に設定した。
手ぶらキャンプは、空港やフェリーの交通アクセスを生かし、道外や海外からの観光客にも利用しやすさをPRしようと、今年度から実施する。テントやテーブル、椅子、バーベキューセットなど一式をそろえて1セット1万2000円(1日5セット限定)で貸し出す。食材は提供しないため各自で用意してもらう。
また利用者アンケートなどで、長年「ごみを回収してほしい」との声が上がっていたことから、ごみステーションを設置する。
キャンプ場の予約は15日からスタートする。手ぶらキャンプの予約は2日前までに事前申し込みが必要。町建設課の担当者は「道具がない方やキャンプ初心者の方でも気軽に足を運んでもらいたい」とアピールしている。
キャンプ場、予約に関する問い合わせは町建設課 電話0145(29)7075。