安平町は今年度から、胆振東部地震により公費解体、または半壊以上のため住宅を解体して更地になった土地を購入し、住宅を建設した人に対して20万円を補助する「空き地活用住宅建設助成金制度」を開始する。
住宅解体後の更地を売りたい人と買いたい人をマッチングさせる2022年までの3カ年事業。震災で更地になった空き地を活用し、移住定住につなげる。
手順は公費、または私費で建物を解体した土地の売却を検討している所有者が行政を通じて町管理の移住定住支援サイトに掲載した後、住宅用地を探している土地購入希望者と売買交渉を行う。土地の購入者がその場所で新たに住宅を建設し、提出書類の審査を経て町より助成金20万円と10万円分の町商工会商品券を支給する。胆振東部地震で公費解体、またはり災証明書(半壊以上)に基づいて住宅を解体した更地で、町が運営する移住定住支援サイトに登録してある土地を購入(相続・贈与は除く)し、住宅を建設することが条件となる。
町は震災に伴い174件を解体し、空き地が増えている状況。町政策推進課の担当者は「更地になっている場所を活用し、移住定住、にぎわいの創出につなげたい」と話している。
問い合わせは、町政策推進課 電話0145(22)2751。