新ひだか町三石地区の特産品を多くの人に知ってもらおうと、同地区農家が中心となって三石鳧舞の道の駅みついし隣接地で運営する農産物三石直売所「菜花(さいか)」(河合博文代表、会員85人)が4日から、今シーズンの営業を始めた。
菜花は、商品一つ一つに生産者の顔写真入りのタグが付けてあり、安心安全な新鮮野菜を安値で購入できることで人気を集めている。今年で15シーズン目を迎えた。
初日もアスパラ、ギョウジャニンニク、根ワサビ、ホウレンソウ、ダイコン、ニンジン、レタスなどの野菜のほか、デルフィニウムや三石産「健酵豚(けんこうとん)」の豚肉、ハンバーグ、みついしこんぶラムといった特産品が店頭に並んだ。
開店時間の午前9時前から約30人が行列をつくり、町内外から主婦らが続々と訪れ、順調な売れ行き。開店を楽しみにしていたという静内から来た女性は「春のアスパラは甘くてとてもおいしく、買えて良かった。親戚などへの贈り物に使っている」と話していた。
代表の河合さん(63)は「今年は山菜や野菜が順調に育っている。例年、最も商品が充実するのは果物(スイカ、メロン、イチゴ)などが出回る6~8月。約60種類の野菜類が並びます」とPRしていた。
土・日は弁当(五目ごはん、チャーハン、焼そばなど)もあり、会員手作りの手芸品(小物入れ、縫いぐるみ)類も扱う。営業時間は午前9時から午後5時まで。10月までは無休、11月は入荷状況に応じて日曜のみ営業。問い合わせは菜花 電話0146(37)6116。