厚真、安平、むかわの各町教育委員会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2月下旬から臨時休校にしていた町内の小中学校の2020年度入学式と新学期の始業式の日程を決定した。いずれも時間や規模を短縮するほか、来賓を呼ばないなどの措置を取って行う。授業も全員がマスクをする形で順次再開させる方針だ。
厚真町は4小中学校とも7日に入学式を実施。式の参加者はいずれも新入児童、生徒と保護者など最小限にとどめる。授業は話し合いの場や音楽の合唱、体育の身体接触を避け、休み時間はできるだけ外で遊ぶように呼び掛ける。町教委の職員がスクールバスに添乗し、バス通学する児童生徒に指導するなどして「学校や放課後児童クラブが感染源にならないように気を付けたい」としている。
安平町は6日の早来中学校を皮切りに、8日までにすべての小中学校が入学式、始業式を行う。式典の時間は短縮し、参加制限は各校の判断に委ねる。むかわ町は7、8の両日で5小中学校の入学式、始業式を組んでおり、入学式に在校生は参加しない。授業は通常通り行うが、休み時間ごとに窓を開けるなどして換気する。