2018年9月に発生した胆振東部地震で建物が被災し、利用を停止していたむかわ町の鵡川町民体育館(文京3)がおよそ1年半ぶりに利用を再開。連日、伸び伸びと体を動かす地元の町民の笑顔が広がっている。
同体育館は老朽化に加え、一昨年の地震で基礎が損壊するなど、建物が使えなくなるほどの大きな被害を受けて1年半以上にわたって利用を中止していた。再開初日から近隣の町民が訪れ、バドミントンやボール遊びなどをして体を動かした。
帯広の高校に通い、現在帰省中の大澤龍聖さん(16)は「バスケットをして、久しぶりに体を動かせて楽しかった」。町内に住む30代の主婦は「体育館がどんな風になっているのか見たかった。コロナウイルスで子どもが行けるところも閉まっていたので、久々に運動もできてよかった」と話していた。
むかわ町教育委員会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、高校生以下の利用できる時間帯を▽午前9時~▽同11時~▽午後1時~▽同3時~に区切り、一度に体育館に入館できる人数を20人に設定。町教委は利用者に交代で使うよう協力を呼び掛けている。