白老町の地域おこし協力隊員として新たに男女2人が採用され、1日に町役場で委嘱状が交付された。
採用されたのは、札幌市出身の白戸遥さん(25)と佐賀県小城市出身の野田和規さん(22)。
札幌を拠点にフリーランスで外国人観光客のツアーガイドに携わっていた白戸さんは、食と観光振興担当として駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)の観光インフォメーションで訪日外国人などへの観光案内や、SNS(インターネット交流サイト)を活用した情報発信の活動に当たる。
野田さんは通信制大学でIT(情報技術)ビジネスを学びながら、森林ガイド担当として白老のポロト自然休養林で観光客に森のガイドや自然体験プログラムを提供する活動に携わる。
戸田安彦町長から委嘱状が交付された白戸さんは「ツアーガイドの経験を生かし、白老を観光と食の面から盛り上げていきたい」と意欲を見せた。野田さんは「ポロト自然休養林で観光客などに白老の森の美しさ、アイヌ民族の自然に対する世界観を伝えたい」と述べた。
町内では現在、男女6人が文化や観光振興、森林ガイドなどの協力隊員として活動している。