一般社団法人「背骨コンディショニング協会」(札幌市)は27日、胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町に支援金として10万円を寄付した。同協会認定パーソナルトレーナーの黒澤俊陽さん(49)=苫小牧市在住=が町役場を訪れ、「町のために役立ててください」と善意を届けた。
同協会は、背骨のゆがみによる身体の不調を改善するプログラムなどを各地で提供しており、昨年5月には町内で復興支援チャリティーイベントを企画した。黒澤さん自身も月に2回ほどボランティアで高齢者福祉施設「ともいきの里」などを訪れており、体操指導などを行っている。
今回の支援金は同協会の益金を充てた。黒澤さんは「同じ道民として被災地のために何かできないかと考えていた。町民の健康維持のため、また厚真町にも来させていただきたい」と意欲を示した。
宮坂尚市朗町長は「熱い志を受け止めて、被災者の復旧復興に使わせていただく。被災者の心からの笑顔を取り戻すために頑張っていきたい」と謝辞を述べた。