JR日高線が災害で運休してから約5年を経過し、日高管内7町とJR北海道がバス転換案の協議を行うことになっていた問題で、当初の3月末での最終合意は新年度に持ち越した。新型コロナウイルスの影響で開催が相次いで中止となった。
7町の担当課長とJR側による担当者会議を経て、今月24日に臨時町長会議を開き、JR北海道幹部とバス転換案について最終協議する予定でいた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でいずれも中止にした。
日高町村会では、協議中止前の段階で「バス転換案について、町側とJR側の担当者会議で協議を重ねてきたが、中身的に両者の主張で乖離(かいり)している部分も残っている」という。
担当者会議は20人以上の出席となり、現在は多くの公的施設などが閉鎖中。「密室での長時間の協議は避けたい」としているため、現在は新型コロナの感染動向を見守っている状況。4月以降の協議日程は未定だ。