厚真町議会定例会は10日、本会議を続開し、一般質問を行った。町は現在建設を進めている災害公営住宅、公営住宅の完成時期について、9月末から10月末になることを明らかにした。また、完成時期と避難者の入居期限のスケジュールがタイトになっていることから、町は速やかな引っ越しを促すため、5月中に説明会を開催することも併せて報告した。
下司義之氏の質問に答えた。町建設課によると、2月末時点で124世帯268人が仮設住宅に入居。応急仮設住宅が98世帯220人、トレーラーハウスが11世帯24人、みなし仮設住宅が15世帯24人となっており、入居期限は早い世帯で9月下旬まで迫っている。
一方で、災害公営住宅の完成時期は上厚真地区4戸が9月末、新町地区20戸、本郷地区8戸については10月末になる見通し。公営住宅46戸は10月中になるという。
宮坂尚市朗町長は「町としても引っ越しをする人たちに不安を与えないように、日程的にタイトなところには公的支援など手立ても考えていく」と説明。この中で一部タイムラグが生じる世帯もあることにも触れ、「選択肢の中で負担が掛からないようしていく」と述べた。