全道一のトマト産地、平取町紫雲古津の香田農園(香田文雄さん経営)でトマトの苗の定植準備が進んでいる。
香田さんはかつて大阪で3軒の弁当店を経営していたが心機一転、トマト農家に転職。びらとり農協組合長で農業指導士の仲山浩さんのハウスで1年間の研修を経て、現在地に農園を開設した。今年で18年目。妻と子どもの3人と、収穫最盛時に数人のパートの主婦を雇ってトマト栽培を行っている。
香田さんは、17日からの定植開始に向けて3600本の苗を用意した。「5月の連休ころが初出荷の予定。今年の出荷目標は100トン。市場価格の動向が気になるが、高値で推移してほしい」と期待を膨らませている。