厚真町教育委員会は9日から、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休校が続いている町内の小中学生向けに家庭学習や生活習慣の見直しをサポートするプログラムを開始した。町内の災害放送局「あつま災害エフエム」で特別番組を行うほか、拳玉の貸し出し、自宅でもできる簡単エクササイズや拳玉の技などをインターネット動画を使って紹介していく。
「厚真こどもひろば(特別編)―こんなときこそ、心と体に栄養を―」と銘打って展開する。あつま災害エフエムでは、平日の午前11時30分から30分間の枠を利用。外国語指導助手(ALT)のケルシー・フレデリックさんと町教委の斉藤烈さんがパーソナリティーを務め、ワンポイント英会話やメッセージ、曲のリクエストのコーナー、町内小中学校の教員をゲストに迎えるなどして町民が元気になるような情報を発信していく。
オンライン講座では、インターネット動画「ユーチューブ」を通じて家の中でもできる簡単な体操やストレッチ、拳玉がうまくなるこつなどを不定期で更新。併せて町青少年センター図書室では、27日まで拳玉を無料で貸し出しする。
また、町教委はこの機会に普段お世話になっている家族らに「お手伝いをして心からの恩返しを」と推奨。担当者は「みんな楽しいことができずにやきもきしている中だが、家のお手伝いやラジオを聞くことなど、普段はなかなかできないことに前向きに取り組むきっかけになれば」と話している。
詳しい問い合わせは、町教委生涯学習課社会教育グループ 電話0145(27)2495。