空知総合振興局と札幌管区気象台は5日、2018年9月の胆振東部地震に伴い、運用してきた千歳市と恵庭市の土砂災害警戒情報の暫定基準値を10日午後2時から変更すると発表した。
道と札幌管区気象台は、震度5以上を観測した札幌や千歳、恵庭など一部市町で地盤の緩みを考慮して通常よりも基準を引き下げた暫定基準を設定。今回地震発生後の土砂災害発生状況と降雨期の状況、危険箇所の点検結果などから基準の引き上げを決めた。
通常基準の7割だった札幌市と千歳市を、8割に引き上げる。通常基準の8割だった恵庭市、江別市、三笠市、長沼町は通常基準に戻す。
変更後も暫定基準を運用する札幌市と千歳市について道と札幌管区気象台は、2020年の降雨期後に改めて検証するとしている。