新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて厚真、安平、むかわの3町でも公共施設の利用を中止にしたほか、規制を敷いた。中でも安平町は公民館、スポーツ施設などを全て臨時休館にするなど厳重に対策した。
2日に行われた安平町の2020年度予算案発表の記者会見で、及川秀一郎町長は新型コロナウイルスの感染拡大の影響について言及。「震災と同じ意識で臨まなければいけない」と危機感をあらわにし、組織、連絡の体制強化を図った。
また3日の段階で早来、追分、遠浅、安平4地区の公民館(図書室を含む)と町スポーツセンターせいこドーム、さかえ合宿所の各施設、早来・追分の両郷土資料館を5~24日の期間、臨時休館にしたほか、柏が丘球場内特設パークゴルフ場、安平山スキー場の利用も中止に。パークゴルフ場、スキー場は事実上、4日をもって今季の営業が終了となった。
厚真町では、町スポーツセンターとあつまスタードームについて高校生以下の入館を不可(保護者同伴も認めない)に。青少年センター図書室、厚南会館図書室は入館時の手指の消毒を徹底するほか、館内での読書、勉強、長時間の滞在を認めない―としている。
むかわ町は2月28日に対策本部に体制を切り替えた。5日に予定していた「こころのケア講演会」も中止とした。施設関係では穂別博物館を16日まで休館。四季の館内にあるプール、トレーニングジムについても当面の間、閉鎖した。