白老町は、4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業をにらんでJR白老駅北側に整備した駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)のロゴマークを決めた。
ロゴマークは、町民投票で決定した駅北観光商業ゾーンの愛称ポロトミンタラ(アイヌ語でポロトの広場という意味)にちなみ、人々が手をつなぎ、集まる場を表現。アイヌ文様や和柄にも見えるデザインを取り入れ、幅広い文化、価値観を受け入れる場所というイメージも伝わるよう工夫した。
ロゴマークを制作したのは、デザイナーとしても活躍している白老町地域おこし協力隊員の林オルガさん。町はロゴマークを飾った看板をポロトミンタラに設置したほか、パンフレットなどさまざまな印刷物に採用し、アピールしていくという。
ポロトミンタラ(面積1・5ヘクタール)は、観光インフォメーションセンターを核とした行政整備区域と、ホテルや飲食・物販用の民間活力導入区域で構成。町はウポポイ来館者を含めて年間300万人の入り込みを目指した観光振興拠点に位置付けている。