千歳市長 小中学校は春休みまで休校 観光産業への影響憂慮

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  • 2020年3月3日
行政報告する山口千歳市長

  千歳市議会の第1回定例会が2日、開会した。山口幸太郎市長は冒頭あいさつで、道内で感染拡大する新型コロナウイルスの対応について、「小中学校は国の方針に基づき春休みに入るまで臨時休校する。保育施設は引き続き園児を受け入れ、学童クラブも留守番困難な低学年を受け入れる」との考えを示した。

   新型コロナの市内経済の影響について行政報告も行った。その中では市長は「(感染拡大で)中国人観光客が減少傾向にあり、宿泊施設、観光施設のキャンセルが相次ぎ、観光産業への影響拡大を憂慮する」と語り、「千歳・支笏湖氷濤まつり(1月24日~2月16日)の来場者は前年比8万6000人減の17万4000人。新型コロナウイルスの発生で海外への団体旅行が禁止された中国の影響が大きい」と説明した。

   定例会本会議では市政執行方針も述べ、「定住・交流人口の拡大と地域経済の活性化が優先すべき課題」とし、10万人のまちづくりを目指し「人口戦略プロジェクト」を推進。「富丘団地跡地を住宅用地に確保するほか、シティセールスを強力に推進する」との考えを示した。今定例会の会期は25日までの24日間。

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