函館税関千歳税関支署は、1月の新千歳空港の貿易概況(速報値)を発表した。輸出入総額は前年同月比13・5%減の33億1600万円で、6カ月連続の減少となった。携帯電話やノートパソコンなど中国からの輸入品が大幅に減ったことなどが影響した。
輸出は、1・2%増の26億500万円で6カ月ぶりの増加。魚介類および同調製品が40・6%増の10億4800万円、一般機械が9・1%増の3億900万円と増加をけん引した。具体的には香港向けのナマコが2・8倍、ノートパソコンやバーコードリーダーなどの事務用機器が1・9倍となった。
輸入は43・6%減の7億1100万円で、4カ月連続の減少。電気機器が61・2%減の1億7700万円、一般機械が52・8%減の1億1500万円と減少の主因となった。中国からの携帯電話や同部品など通信機が82・8%減の5200万円、事務用機器が90・6%減の1000万円と大幅に落ち込んだ。
中国からの輸入品の総額は68・4%減の1億9100万円となり、前年同月の3分の1にとどまった。