格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府)は、3月運航分の新千歳―台湾・台北線を運休すると発表した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で予約が減少したため。予約者に対し、ホームページで払い戻しや便の振り替えに対応している。
対象は新千歳出発便が1~28日、同到着便が2~29日。同路線は2017年9月から週7往復で毎日運航を続けており、感染症による運休は初めて。
今回、同社が決めた運休は、台湾・高尾線や韓国・ソウル線など全国の国際線11路線528便に上る。併せて4路線384便の減便も発表した。
同社は「予約の状況を踏まえた措置」とし、キャンセルや予約低迷を理由に挙げる。同社の3月予約数は国際線、国内線の合計で前年同月比2割減っているという。