恵庭市議会は27日、新型コロナウイルス感染防止対応として、開会中の第1回定例市議会の一般質問は議場で行わず、理事者答弁を書面で受け取ることを全会一致で決めた。半世紀にわたる市議会史上で初の事態となった。
25日開催の会派交渉会と議会運営委員会との合同会議で伊藤雅暢議長が「感染予防でできること」として(1)「28日から3月10日までを休会」とする日程変更(2)一般質問の理事者答弁を書面によるやりとりに変更することを提案。出席者全員が承諾し、27日の議会運営委員会で日程変更を全員一致で決定した。
同日午後に再開された本会議で日程の変更と理事者答弁の書面でのやりとりを全会一致で決定。閉会後、原田裕市長が伊藤議長に理事者答弁の書面を手渡した。
一般質問は27、28日と3月2日の3日間の予定で質問者11人。3月17~19日の予算審査特別委員会の個別質疑も書面で行う。