新型コロナウイルスの道内感染が拡大し、日高振興局は26日、緊急の感染症危機管理対策地方本部会議(本部長・柏木文彦振興局長)を開いた。日高管内は同日、管内初の感染者となる共に70代の2人の女性感染者を確認している。
地方本部会議には振興局長のほか本部長の保健環境部長、日高教育長、本部員の振興局部長クラス、管内3警察署長らが出席。柏木局長は「この1~2週間が急激に増えるのを抑える重要な時期」とし、国や道が示した感染症対策の基本方針の重要事項を確認した。
今月7日に浦河、静内両保健所や道などに開設した「帰国者・接触者相談センター」に症状の相談に訪れた管内住民と医療機関関係者は25日までに33人(うち一般住民28人)。宿泊関係者や公的機関などによる発生時の対応準備や施設内体制、予防方法に関するものを含むと計74件の相談があった。