「新ひだか得する街のゼミナール(まちゼミ)」実行委(妹尾巨知委員長)はこのほど、新ひだか町が主催して昨年11月1日から30日まで実施したまちゼミの結果検証セミナーを商工会会議室で開いた。
セミナーには参加事業主ら約20人が参加。全体アンケートの集計結果、地域の特徴を探り次につなげる全体分析、次回に向けての意見交換などを行った。
講師は今回で5回目となる、岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎さん(51)。2003年に愛知県岡崎市で10店舗から始まったまちゼミの発案者。現在まちゼミは全国に広がりを見せ、380を超える地域(道内25)で取り組まれている。
アンケート結果によると、22事業所が参加した81講座を349人が受講し、大満足68%、満足30%と合わせた98%が「満足した」と答えた。回答者は女性が73%、男性27%。町内が86%で町外は14%だった。年代別では50代が23%、60代が18%、30代と40代が各16%の順となっている。
松井さんは「大成功のまちゼミで、皆さんが頑張った結果」と評価。次回に向けた反省として「参加事業所を増やすこと」「補助金に頼らない運営」「講座の空き情報を」「希望する講座が重なる」「各組織の連携強化」「参加者にお茶、お菓子の提供は」「参加店募集チラシの作成」など活発な意見が出されていた。
妹尾委員長は「自分も再度、勉強になった。まちゼミの実施は楽しかったし、今後もまちを盛り上げたい。秋に向かって継続実施したい」と話した。