アイスホッケー・アジアリーグのプレーオフセミファイナル（2勝先勝）の第3戦は25日、韓国安養市のアニャンアイスアリーナで行われ、レギュラーリーグ（RL）3位の王子イーグルスはRL2位のアニャンハルラ2―3で敗れて優勝決定戦のファイナル進出を逃した。試合は流行している新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客試合となっていた。

　【韓国・安養、工藤航】

　今季のプレーオフにはレギュラーリーグ上位4チームが進出し、セミファイナル、ファイナルを展開。セミ－では23日にRL1位のサハリン（ロシア）が同4位デミョンキラーホエールズ（韓国）に2連勝。

　サハリン―ハルラによるファイナルは29日～3月8日の日程で、5試合で3勝した方が優勝となる。29日と3月1日の第1、2戦は韓国安養、3月5、7、8日の第3～5戦は、ロシア・ユジノサハリンスクのリンクがそれぞれ会場。

　【第3戦】

　▽韓国安養（王子1勝2敗）

　アニャン　3　1－0　2　王子イーグルス

　ハルラ　　　　1－2

　1－0

　▽得点者【ハ】ギム・ギソン（ソン・ヒョンチョル、キム・サンウク）ギム・ギソン（キム・サンウク、トーマス）シン・サンフン（チョ・ミンホ）【王】ハリデー（大澤）大澤（中島、中屋敷）▽GK【ハ】ダルトン【王】マッキンタイア▽シュート数【ハ】25本【王】21本▽反則【ハ】6分【王】32分▽パワープレー得点【ハ】1【王】1▽キルプレー得点【ハ】0【王】0▽観客0人

　反撃からシーソーゲームに持ち込んだ王子が接戦を落とした。第1ピリオドの1点先行を追い、第2ピリオド3分にDFハリデーのゴールで同点とした。勝ち越しを許したものの10分すぎのパワープレーでFW大澤が押し込み、再び振り出しに戻した。第3ピリオド冒頭、ハルラFWシン・サンフンに3点目を決められた。最終盤は6人攻撃を仕掛けたものの堅守に阻まれた。