新型コロナウイルスの感染拡大を受け、白老町は25日の定例記者会見で、イベントの中止や延期など感染防止の対応策を発表した。

　町や各団体の主催行事では、26日のウポポイ町民説明会、27日と3月1日の元気号等バス町民説明会を延期。27日の事業所向け人材定着セミナー、29日の町内会活動実践交流会、3月3日の高齢者大学卒業式、4日の元気まちねんりんピック、6日の高齢者クラブ連合会チャリティーイベント、8、9両日のウポポイPRイベント、10日の高校生向け合同企業学習会を中止とした。

　3月14日に予定しているJR白老駅特急列車停止と駅周辺整備の完了を祝う記念式典については、共催の道やJR北海道と協議する。

　この他、町立国保病院の入院患者や町立介護老人保健施設きたこぶし入所者との面会を禁止。病院内に感染対策委員会も設置した。園児や小中学校の児童生徒の保護者に対しては、通園・通学前に子どもの体温を測り、体調を確認することを求めた。

　また、町民に感染予防のポイントや問い合わせ窓口を伝えるチラシを作り、3月号広報に折り込んで全戸配布する。

　道内で感染者が相次いでいることを受け、戸田安彦町長は「でき得る限りの対策に努めたい」と述べた。