新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安平町教育委員会は25日付で町内で予定されているアイスゲット大会など、主催する社会教育事業全般を3月末まで中止することを明らかにした。また同日開かれた臨時の校長会では町内の小、中学校における卒業式、終業式に関して来賓の招待を見送り、時間を短縮して行う方針を決定した。
町教委が主催する事業は、1日に町スポーツセンターせいこドームで予定していた長靴ホッケーにアレンジを加えた氷上競技「アイスゲット大会」をはじめ、高齢者大学の閉校式(5日)、小学年代を対象に全道規模で行う「ABIRAミクニカップキッズアイスホッケー大会」(27~29日)などがあった。
町内の小、中学校の校長を招集した臨時の校長会では卒業式、終業式を除き、校内で全校児童、生徒が集まる機会を極力減らすほか、授業参観を原則中止にするなど外部の人を校内に入れないように徹底する方向で決定した。町教委は「今できる対策」とし、「状況によっては、さらに条件が厳しくなることもあり得る」と前置きした上で、今後の動向を注視する。
また、追分高校も1日の卒業式について来賓を呼ばない方向で進めると、町に報告があった。