白老町竹浦小学校(渡辺二夫校長、児童数29人)でこのほど、救急救命の授業が行われ、児童が心肺蘇生法などを学んだ。
救急救命の実習を通じて人命尊重の態度を身に付ける授業で、6年生の男女2人が臨んだ。
町消防署員を講師に児童らは、救急車が到着するまでの措置が救命率を大きく左右することを学んだ後、傷病者に見立てた人形で心肺蘇生の心臓マッサージを実習。署員から「肘を真っすぐに伸ばし、1分間に100~120回のテンポで胸を押し続けること」などとアドバイスを受けて挑んだ。
児童らは「強く、早く、絶え間なく」をポイントに心臓マッサージを繰り返し、途中で手を休めて「想像以上に疲れるね」と苦笑い。それでも万が一に備えて最後まで頑張り、救急救命活動の大切さに理解を深めた。
児童は学校に配備しているAED(自動体外式除細動器)の使い方も学んだ。