昨年の秋から冬にかけて石狩管内の道の駅5駅が参加して実施した「道の駅グルメラリー」の結果がまとまった。期間中は5駅合計で4991食、462万9700円を売り上げた。1番人気は、1594食を販売した道の駅サーモンパーク千歳の「千歳の卵を使った究極の天津飯」(850円)だった。
グルメラリーは、秋から冬の閑散期に管内の5駅を周遊してもらい、集客力向上を目指す誘客イベント。昨年9月20日から12月28日まで地元の特産品を素材に「秋の限定グルメ」を1000円前後の価格で販売した。北海道観光振興機構の「地域の魅力を生かした観光地づくり推進事業」の一環。
昨年11月5日から改装工事に入った道と川の駅花ロードえにわは、実質1カ月の営業で「きのことかぼちゃのこな雪とんとん恵庭カレー&キウイジュース」(1000円)が607食を売り上げた。
このほか▽道の駅しんしのつの「しんしのつ産野菜かき揚げ丼」(900円)が1222食▽道の駅石狩「あいろーど厚田」は「厚田産ニシンの刺し身丼」(1000円)が820食▽北欧の風道の駅とうべつの「スモークサーモンのトマトクリームソース彩り野菜の当別小麦パスタ」(1000円)は748食。この中でも「厚田産ニシンの刺し身丼」は大人気でニシンの品不足から11月16日以降、土・日曜限定(1日10食)の販売ながら820食となった。
完走者(全5カ所巡り達成)は33人、2カ所以上回れば400円から最大1000円が割引になるクーポン(発行)の利用者は67人だった。
千歳市観光スポーツ部の担当者は、グルメラリーの目標(5000食)をほぼ達成し、「特色を生かしたおいしそうなメニューがそろったことが道の駅巡りの誘客につながった」と分析している。