安平町早来大町のチーズ工房「夢民舎」の「はやきたダブルチーズ」が、13~16日に東京都渋谷区の表参道ヒルズで開かれた「北海道地チーズ博2020」(ホクレン農業協同組合連合会主催)でゴールドを獲得した。昨年、「クリームチーズはやきた」が最高賞のグランプリに輝いており、うれしい2年連続の入賞。同社は「初めて食べる方も多い中で評価していただき、ありがたいし、今後の自信にもなった」と喜びを語る。
道地チーズ博は、道産チーズのPRイベントとして昨年初めて開催。2回目となる今年は道内のチーズメーカー45社が約320種類のチーズを出品し、来場者が500円で5種類のチーズを選んで食べ比べするなどして好きなチーズを投票した。
その中で、クリームチーズの滑らかさとブルーチーズの濃厚さなど、それぞれが持つ特徴を組み合わせたはやきたダブルチーズは全体2位の得票数を獲得。会場でチーズを提供した同社スタッフの木村真由美さんによると、「楽しみにして来てくれている人、『食べてみたかった』と言う人が多かった」と言い、中には1時間ほど並んで待つ人もいたほど。「たくさんの会社の中から支持していただいてうれしいです」と話した。
受賞をきっかけにはやきたダブルチーズは、店頭に用意していた数十点が完売する日もあるほどの好評ぶり。吉川絵理子副社長は「自分たちのチーズがお客さんに支持してもらえることは自信につながる。今後もっと良いチーズをつくろうという目標になった」と意欲を見せる。
はやきたダブルチーズは120グラム、864円(税込み)。町内のレストランみやもとで扱っているほか、インターネット販売もしている。