むかわ町の宮戸小学校(村上圭介校長)は21日、総合学習の一環として町穂別にあるほべつ道民の森で森林教室を開いた。全校児童17人が冬山を体験し、地域の自然などについて学んだ。
児童は穂別博物館から続く坂を上り、かんじきを履いて20~30センチほど深さのある雪の上を歩いたほか、胆振総合振興局森林室の職員にレクチャーを受けながらミズナラやナナカマドといった木の芽を観察したり、ウサギやキタキツネの足跡などを探したりしながら、森の中を散策した。ネイチャーゲームとして雪の上で腰に付けたタグ取りやビーチフラッグの雪上版スノーフラッグなどを行い、楽しい時間を過ごした。
同校は昨年度から木育授業を取り入れており、冬山体験は初めて。4年生の新井田皇成君(10)は「動物がいるのは知っていたが、足跡を見るのは初めて。冬に来たことがなかったので楽しかった。これからも遊びに来たい」と笑顔を見せていた。