千歳市に在住する小樽検疫所千歳空港検疫所支所の40代の女性検疫官が新型コロナウイルスに感染していたことが判明した21日、千歳市の山口幸太郎市長が市役所内で記者会見し、「空港は不特定多数の人が利用している。関係機関から情報を収集、共有し市民の不安解消に努めたい」と語った。
市長は、感染した女性検疫官の業務や感染経路、行動歴、濃厚接触者などについて、「現在、道が調査中」と語った。
また、市長を議長とする「千歳市新型コロナウイルス感染症対策会議」を同日設置し、今後の対応を協議したことを説明。当面、市のホームページによる感染症対策の注意を喚起し、「国、道の動向を随時提供していく」と強調した。市民の対応は「総務部危機管理課を窓口に行う」との考えを示した。
また、市内で計画する市主催のイベントに関し、「20日に厚労省が出した国民向けメッセージを踏まえ、行事の目的や参加人員を考慮し個別に決定していく」と話した。
恵庭市も初の連絡会議
恵庭市も21日午後、市長と特別職、部長職で組織する第1回新型コロナウイルス予防対策連絡会議を開き、情報共有を図った。
3、4月に開催予定の市主催事業を各部が調査し、25日までに開催の可否を取りまとめ、総務部基地・防災課に報告することを決めた。