むかわ、厚真、安平のスピードスケート少年団などに加盟する小中学生が15、16日に札幌市の真駒内セキスイハイムスタジアムで開かれた第6回全日本ノービススピードスケート競技会で相次ぐ好成績を収めた。中でも厚真中2年の尾谷駿文さん(14)が中学男子1500メートルで優勝、同3000メートルで2位に入る活躍を見せた。
小学4年生以上が男女、学年代ごとに分かれて各種目でタイムを競った。尾谷さんは初日の3000メートルで2位に入ると、続く翌日の1500メートルでは「(屋外の)自己ベストを更新できて納得している」という2分8秒99で制した。その一方で、「ラップを落としてしまったので、もうちょっと落とさずにいけたら」と課題も浮き彫りになった。新たなシーズンに向けて「ラップを落とさないようにし、3000メートルにつなげたい。全国中学で頑張って入賞できたら」と希望を語る。
小学生にとっては国内最高峰となる位置付けのレース。鵡川中央小6年の田畑妃毬さん(12)が6年女子500メートルで44秒49の自己ベストを出し2位に入賞した。前日、得意の同1000メートルで転倒した悔しさをぶつけ、「練習を頑張ってきてよかった」と笑顔。この春中学生になるが、「先輩たちの滑りから学んで、もっと速くなれるように頑張る。全国中学を目指します」と意気盛んだ。
上厚真小5年の大捕瑚々奈さん(11)も5年女子500メートルで47秒98の3位、同1000メートルで4位と上位に食い込んだ。「タイムは自己ベストでよかったけれど、もうちょっといけたのかなと思う」と言い、今後に向けて「周りのお手本になれるようしっかりとした滑りを覚えたい。来年は苦手な1000メートルも速くなって、B級と1位を取りたいです」と意気込む。
このほか、小学4年女子1000メートルでは安平遠浅小の日田さくらさん(10)が4位、鵡川中央小の飛岡さくらさん(10)が6位と健闘。中学生では清水隆太郎さん(14)=鵡川中2年=が男子500メートルで4位、南部優奈さん(13)=同1年=が女子3000メートル、門田ひなたさん(12)=同1年=が同500メートルでそれぞれ5位に入った。