昨年11月の日高管内町長会議で確認した「JR日高線のバス転換」に関する新ひだか町の住民説明会が18日、町公民館で開かれた。今後のJR北海道との個別協議の方針や地域の課題などについて意見交換した。
説明会には住民74人、町側から大野克之町長、本庄康浩副町長、担当部局の管理職が出席。担当課が7町での広域公共交通案、新ひだか町独自の協議事項8項目などこれまでの経緯やJR北海道との協議方針を説明した。
質疑で住民は「独自協議のJRの回答時期はいつか」「バス転換の委託先や運転手不足が心配」「公共交通は利用することが大前提で、利用がなければ不便になる。今後の協議を公開で進めてもらいたい」などと質問。「車椅子や学生、苫小牧や札幌の通院など利便性が下回らないように」「運賃やバス路線の乗り継ぎなどに配慮してほしい」「段差や車椅子対応など交通弱者への配慮を」といった意見や要望が出された。
今後は独自協議案をまとめて3月上旬にJR北海道に提出し、回答を待つ。大野町長は「貴重な意見を受け、時代の流れに取り残されないよう先に進むために前向きな思考で頑張りたい」と述べた。
19日には三石地区でも住民説明会があった。