厚真町教育委員会が主催する「あつバル」が18日夜、町青少年センター図書室を会場に初めて開かれた。町内外から小中学校の教員や一般住民など12人が参加。「質の高い教育」について考え、意見を交わした。
学力が世界でもトップレベルと言われる教育先進国のフィンランドの事例を基にグループに分かれて議論。「宿題を無くして、どうやって学力を上げるの?」「そもそも質の高い教育ってなに?」といった疑問や「教育は子どもだけの問題ではない」「学校で頭が良いと、社会で頭が良いとは違う。それなら見直さないと」「子どもの個性を認めるには大人の覚悟も必要」などといった思いをぶつけ合い、共有した。
バルは、食堂とバーを一緒にしたような洋風の飲食店。スペインやイタリアなどの南ヨーロッパにおいては酒場、居酒屋、軽食喫茶店を指し、コーヒーを飲んだり、地域のコミュニケーションの場所としても使用されている。今後は飲食なども交えながら意見交換する場を設ける考えだ。
イベントを担当する町教委の斉藤烈さんは「テーマを変えながら、毎月開催したい。後々は参加している人から事例を発表してもらえるようなことができれば」と話していた。次回は3月12日(会場は未定)の開催を予定している。