むかわ町は3月5日午後1時30分から、同町四季の館研修室で胆振東部地震後の復興支援として、町民の心の健康について考える「こころのケア講演会」を震災後、初めて開く。町民を対象に幅広い参加を呼び掛けている。
講演会では震災後、同町でもカウンセリング活動を展開する「かうんせりんぐるうむかかし」(千歳市)の臨床心理士、河岸由里子さんを講師に迎え、「災害後のこころの変化」をテーマに講演する。大規模地震から時間がたつにつれて顕在化しがちな兆候や町民からの聞き取り調査の結果を踏まえた傾向などを説明するほか、見守りや声掛けの重要性を伝える。講演以外にも日頃の抱える不安やストレスを緩和させるつぼたたきやマッサージなども指導する。
当日は穂別地区からふれあい健康センター前―会場間の送迎バスも用意しており、バス利用者は26日までに事前の申し込みが必要。それ以外の人は当日の直接参加も可能。町のふれあい大学課外講座の対象事業にもなっている。
申し込み、問い合わせは、鵡川地区が町健康福祉課保健介護グループ=電話0145(42)2415=、穂別地区は町地域振興課健康グループ=電話0145(45)3326=。