白老町立図書館主催の「図書カフェ」が16日、町内のレストランなどを会場に開かれ、参加した子どもたちが食をテーマにした絵本の読み聞かせやピザ作り体験などを楽しんだ。
子どもの読書習慣の定着を狙いとした初企画。絵本の読み聞かせと、その本のテーマに沿った実体験を通じ、読書をより身近に感じてもらおうという趣向だ。町内の小学生や保護者ら約30人が集まった。
参加者はまず、萩野公民館で食をテーマにした絵本の読み聞かせを楽しんだ後、萩野のレストラン「ローズマリーノ」に移動し、シェフ桐生綾さん(32)の指導でピザ作りに挑戦。手で延ばした生地を動物やハート型にかたどり、窯で焼いて仕上げるまでの工程を学んだ。
引き続き、「私がシェフになるまで」を演題にした同店オーナー桐生舞子さん(31)の講話に耳を傾け、夢をかなえるための努力の大切さに理解を深めた。
母親と参加した小学3年の下澤優葉さん(8)は「ピザ作りがとても面白かった。家でも作ってみたい」と笑顔で話していた。