むかわ町の宮戸小学校で14日、5、6年の児童5人が学習用ロボットの3色の発光ダイオード(LED)を点灯、点滅、消灯させる信号機のプログラムを学んだ。鵡川高校の生徒が講師となって児童にプログラミングを指導した。
来年度から全国の小学校で始まるプログラミング教育の必修化を見据えた授業の一環。講師は、鵡川高校が行う課題学習「チャレンジスタディー」でグローカルコースを選択する生徒10人が務めた。
ロボットやコンピューターなどの機器は、発芽玄米の製造・販売やITソリューション事業を手掛けるフラワーヒルズ(本社むかわ町花岡)が準備。この日のプログラミング教室ではまず、LEDが点灯、点滅する動作などが図で示されたカードを並べ、信号機が青、黄、赤色に変わる動作をイメージ。次に各カードの裏面に書かれるプログラミングコードをコンピューターに順に打ち込んで実行させ、正しい順序で動くかを確認した。
児童たちは、カードを並べ替えて試行錯誤しながらコードを打ち込み、思い通りにLEDが点灯すると満足した表情。同小学校5年生の磯部田(てん)君は「分かりやすく、楽しみながら学ぶことができた」と笑顔を見せていた。