若い世代にアイヌ文化を発信しようと平取町立二風谷アイヌ文化博物館など3カ所で、アイヌ文化への理解を深める謎解きゲーム「平取に眠る宝を探せ」が催されている。
「週刊ヤングジャンプ」で連載中の人気漫画「ゴールデンカムイ」を題材にしたゲーム。アイヌ政策推進交付金を活用し、同町観光協会が発行元の集英社などの協力を得て企画した。
「ゴールデンカムイ」は、明治末期の北海道、樺太を舞台に、元陸軍兵がアイヌの少女とともにアイヌが秘蔵した金塊を探し歩くというストーリー。謎解きゲームの参加者は、二風谷アイヌ文化博物館で2問のほか、隣接の二風谷工芸館、沙流川歴史館で各1問の計4問の謎解きに答える。各館の展示物などを参考にして解答し、全問正解すると記念品がもらえる。
参加料は無料だが、アイヌ文化博物館の入館料(小・中学生150円、高校生以上400円)が必要。
同町観光協会では「明治時代にタイムスリップし、平取町の魅力を再発見するイベント。沙流川流域の豊かな自然に培われたアイヌ文化と、その歴史にまつわるロマンに満ちた謎解きを親子そろって楽しんでいただけたらうれしい」と来館を勧めている。
ゲームは24日(午前9時~午後4時半)まで。
問い合わせは町観光協会 電話01457(3)7703。