日高振興局主催の食のキーパーソン育成事業「ひだかの食を活(い)かす地域ワークショップ」がこのほど、静内御幸町のお料理あま屋で開かれた。35人が参加し、商品開発力や効果的なPR方法などに理解を深めた。
「ひだかの食をどう活かすか? 商品開発力とPR力の強化」がテーマ。取り組み発表で静内の北海道フード塾第5期生、太田養蜂場の太田一徳さん(38)が養蜂家として絶品の蜂蜜を届けるための商品開発などを説明。パネルディスカッション「ひだかの食をどう活かすか?」では「お料理あま屋」代表の天野洋海さん(45)がコーディネーターを務め、「KITA COVO」の田畑修代表(札幌市)、「お肉屋さんたどころ」の田所達朗専務(洞爺湖町)らをパネリストに招いた。
この中で「12カ月届く商品セットがあれば」「百貨店などの地域物産展でのPRも考えられるのでは」「商品にストーリーをつけ、日高の人に知ってもらう。全員で発信していく」などの意見や食材の調理方法の説明があった。
最後に天野さんは「ひだかの食材をいかに発信していくかを考え、地域の皆さんが食べることが大事。今ある点を結んで、商品や物語を提供し日高の形にしていくことで、地域をつないでいけたら」と述べた。