十勝管内の池田高校吹奏楽部は8日、厚真町総合福祉センターで胆振東部地震復興支援コンサートを開いた。部員16人が華麗なステップで踊りながら演奏する「ダンプレ(ダンス&プレー)」などで、来場した約130人の厚真町民にエールを送った。
同部は胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町に元気を届けようと、昨年1月にもコンサートを開いている。今回2回目の開催となった。
メンバーは「南中ソーラン」やももいろクローバーZの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」などを踊りを交えながら演奏。「パプリカ」では着ぐるみパフォーマンスと併せて披露したほか、同部で作詞を手掛けた「君に出会えた幸せ」を歌い、町民を励ました。
同部はこの1年間、地元などで開いたコンサートで募金を呼び掛けて集めた26万6860円を義援金として町に寄付したほか、同部を支援する高堂建設(帯広市)も50万円を町に寄せた。善意を受け取った町総務課の高安正参事は「元気いっぱいの演奏と踊りで勇気を頂いた」と謝辞を述べた。