中学年代のJFA第25回全日本U―15フットサル選手権大会(1月11~13日、三重県)にASC北海道U―15の一員として出場した厚真中学校3年の藏重快君(15)が4日、厚真町役場を訪れた。宮坂尚市朗町長に結果を報告し、目標の優勝は果たせなかったものの「自分のしなければいけないことはできた」と振り返った。
大会には全国各地の予選を勝ち抜いた16チームが参加。4グループに分かれての予選リーグと各グループ1位による決勝ラウンドを行い、北海道第2代表のASCは1試合目のヴィットーリアスFC(千葉県)に5―3で勝利したが、続く長岡JYFC(新潟県)に2―3、シズナンFC(静岡県)には4―6でいずれも敗れ、4チーム中3位で予選リーグ敗退となった。
藏重君は予選リーグ最終戦に前半の途中から後半途中まで出場。得点には絡めなかったが、ボールを素早く動かすプレーや守備的な役割でチームに貢献した。「(全国の相手は)レベルが高く、良い経験ができた」と話した。
中学を卒業後は苫小牧の高校に進学し、サッカーを続ける。「1試合でも多く試合に出場できるように練習から取り組み、全国大会に出たい」と抱負を語った藏重君。健闘をねぎらった宮坂町長は「良い経験ができたと思う。高校でもサッカーで高いレベルを目指して、一からのつもりで頑張って」とエールを送っていた。