安平町の追分公民館で1日、「ロビーコンサート～アイスキャンドルとコンサートの夕べ～」が開かれた。来場者が会場周辺を彩る氷のキャンドルの美しい光と、5組の出演者による歌や演奏を楽しんだ。

　ロビーの大きな窓からアイスキャンドルが見える幻想的な雰囲気の中で、音楽を楽しむイベントとして開かれていて今年で18回目。町民の有志でつくる実行委員会主催、町教育委員会が共催。地元の追分高校や町復興ボランティアセンターが協力している。

　出演したのは町職員の山崎友加里さん、恵庭などで活動しているゴスペルグループ「VOICE　OF　PRAISE」（ヴォイス・オブ・プレイズ）、山河まさきさんら。ウクレレギターやコーラス、ピアノ独奏などが披露され、来場者が拍手や手拍子で盛り上げた。最後には地元の子どもたちが登場し、「パプリカ」や「ふるさと」を合唱。会場は心温まる雰囲気に包み込まれた。

　公民館正面の玄関前には雪だるまや五輪、「令和」の文字を型どった約1000個のアイスキャンドルが並べられ、来場者たちが「すごい」「きれい」と大喜び。地元の追分の男性は「今年は雪が少ないけれど、こういうのもまた新鮮な感じで、いいなと思いますね」と笑顔を見せていた。