白老山岳会(鈴木靖男会長)は1日、白老町内の山北沢の滝などを巡る「氷瀑(ばく)ツアー」を行い、参加者が滝の凍結風景を楽しんだ。
同会恒例の行事で、今回は地元や苫小牧市、室蘭市、札幌市などから40人が集まった。参加者は、町内のホロケナシ駐車場で準備体操を行った後、同会の会員を先頭に山北沢の滝を目指して出発。谷川のせせらぎの音に耳を傾けながら歩みを進めた。
到着した山北沢の滝では高さ15メートル、幅30メートルの滝の氷柱が眼前に広がり、参加者は厳冬期の自然の造形美に感動。この後、カジカ沢の滝へ向かい、氷柱を背に記念撮影する姿が見られた。
参加者は自然美を目にしながら昼食。同会が用意した甘酒で体を温めた後、カジカ沢の滝を離れて帰路に就いた。
同会は「暖冬で積雪量が少なく、滝の氷の出来栄えも例年より良くないが、低い気温が続けば今月いっぱいは見られそう」と言う。